作家の手焼きによるサイン入り銀塩プリント、特装ケース付
エディション50(イメージ5種、各エディション10)
銀塩プリント(作家による手製)
印画紙サイズ:246 × 177 mm
イメージサイズ:152 x 153 mm

 

『Tokyo Circulation』『TIBET』に続く、禅フォトギャラリー刊行の有元伸也写真集3作目。
都市と共存しながらたくましく生きる生物としての人間の姿を長年とらえてきた有元が、都市部での撮影と並行して東京西部の山間部である奥多摩町や桧原村へ通い、かつて人の営みがあったであろう痕跡とそこに生息する虫たちをとらえたシリーズ。
有元にとって東京の都市と山間部は「コインの裏表のような関係」であり、我々人類とは明らかに違う生態を持ちながら、その両方を隔てなく往還する虫たちに生を営むことの本質を覚える、という。
地球上で最も成功した生物と称される彼らが跋扈する、東京でありながら東京でない、もう一つのパラレルワールド。是非勇気を出して体感してみて欲しい。

― 出版社説明文より

Artist Profile

有元伸也

1971年大阪府生まれ。1994年ビジュアルアーツ専門学校大阪卒業。1998年「西藏より肖像」にて第35回太陽賞を受賞し、翌年ビジュアルアーツより同名写真集を刊行した。2008年にTOTEM POLE PHOTO GALLERYを設立。2016年に『TOKYO CIRCULATION』を禅フォトギャラリーより刊行し、第26回林忠彦賞と2017年日本写真協会作家賞を受賞した。2019年には絶版となっていた『西藏より肖像』の新装版である『TIBET』を禅フォトギャラリーより刊行。その他の主な著作に『Tokyo Debugger』(2020年、禅フォトギャラリー)、『Tokyo Strut』(2022年、禅フォトギャラリー)、『ariphoto selection』No.1~10 (TOTEM POLE PHOTO GALLERY)がある。2017年にはパリのLe Plac'Art Photoで個展を開催、また2019年にはドイツのMuseum Bautzenでの3人展「Am Rand der Gesellschaft. Barlach – Springer – Arimoto」 に参加するなど国際的にも活躍している。

Gallery Exhibitions